Rose Diary

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「死」について

人々は、生きている限り、死を待っています。誰でも怖ろしいと感じる死。しかし、生を持っているからには死をも受け入れて生きていこうと私は思うのです。夜の中で眠ることと、死とは似ているような気がします。生き方の中にも死の概念があります。よく生きて、よく死ぬこと。自分自身が死ぬことで、新しい生を得られるのです。それは、精神的な死。肉体的な死は、身体から魂を解き放つことではないのでしょうか。

 

“なぜなら生の受容は、最終的で完全な解消と消滅である死の受容なのだから。死、人類救済のために生を犠牲にするという概念は、本有的で支配的な衝動である。”

 

         (Henry Miller)

 

“昔は、皆知っていたーあるいはただ感づいていただけかもしれないが、ーちょうど果実が核を秘めているように、自分の死を秘めていることを。子供たちは小さな死を、大人たちは大きな死を秘めていた。”

 

         (Maurice Blanchot)